ケアマネの求人に応募するまで

ケアマネの職場

ケアマネの活躍の場はどこになるのでしょうか。

介護のプロフェッショナルであるケアマネージャーはどこでどんな業務をされるのか、 それが気になる人も多いかと思います。 まず誰を相手にするのか、介護を必要としているご老人がメインとなりますが、 本人だけではなくそのご家族、身内の方と接することも多くなります。 それは直接お世話をすることではなくそのプランを作成・提示することがお仕事な ため、家族の方とも相談したり雑談する機会が何度もあるからです。 本人の希望を聞くだけではなく身内の方に家族関係や、施設以外での介護をするの なら住居についても話を伺いますし、ケアマネの業務にはとても多くの情報を 要するので対象となる人物の数もそれだけ膨れ上がるのです。 介護されるご本人についてもいろいろな状況が考えられ、在宅での介護、介護施設内 でサービスを希望するお年寄り、老人ホームに派遣してもらうことを希望される方 など、何パターンものケースがあります。 仕事の相手は介護を希望する本人とその身内なので、基本的にはお年寄り、それと 身内の方がそのご子息だとしたら中年の方となりますが、場合によってはお孫さん という場合も考えられるので、最年少だと20代からありえるかもしれません。 それくらいの年齢だといくら身内に要介護の方がいてもあまりその方面について 詳しくはないでしょうし、どんなサービスがあるのか、国からの補助などについても あまり知識を持っていないでしょうから話はトントン拍子には進まず、打ち合わせの 時間が長くなるかもしれません。 祖父や祖母のためにより良い環境を求めるがゆえ、腑に落ちない点があったり疑問に 感じる点があったら詳しい説明を求める、そのせいでプランの打ち合わせに時間が かかったとしてもそれは仕方がありません。 それも踏まえてのケアマネのお仕事ですので、どのような年齢の相手であろうと 誠心誠意取り組むことが求められます。 話し合いの相手が本人のみの場合はわりとスムーズに話が決まりそうですが、 それでも初めて介護を受ける方ですと細かな点で質問攻めにあったり、不安がって いるせいで決断が遅れることもあるので一概に簡単だとは言えません。 どんな相手が現れようと油断せずきっちりと仕事をしましょう。 次に職場ですが、主に介護サービスを提供している場所になるでしょう。 養護老人ホームや老人保健施設などで、対象者を相手にお話を聞いて、その方に 合った介護プランを設計するのが主な業務となるからです。 ですが必ずしも介護の現場が職場とはならず、その相談に訪れる場所も職場となる ことは珍しいケースでは全くありません。 例えば在宅介護支援センターなどの支援センターにはこれから介護を受けようと いう人が大勢訪れますし、そこで職員として雇われたら来訪者の話を聞いて適切な アドバイスをしたり、相応しそうな施設を紹介することもあります。 そうした業務は支援センターだけではなく、病院内に併設された案内所のような 形態の事業所もあれば訪問看護ステーションみたいなところもあります。 とにかく介護に携わる人がいる場所、そのほぼ全てがケアマネの職場となりうる ので可能性は無限大かもしれません。 なので求人に応募する時も詳細をよく確認しないと、自分が思い描いていた職場とは かけ離れた場所で勤務するはめになることもあるでしょう。 応募時は気にしなかったけど養護施設での勤務を想像していて、面接で詳しい話を 聞いたら全然違う環境のようでビックリした、なんてこともあるので履歴書を提出 する前にちゃんと調べておかないと大変なことになりそうです。 そのせいで採用されたけどやる気が失せた、テンションが下がった、なんてことに なっても悪いのは自分で、やっぱり辞退しますと言い出して雇用主に迷惑をかける ようなことになったら本当に申し訳ないことになってしまいます。 そうならぬためにもどんな職場なのか最初に確認しましょう。