ケアマネの求人に応募するまで

ケアマネとは

ケアマネージャーを略してケアマネと専門家はいいます。

近年日本国内では介護の求人が増えていますが、老人ホームのような施設でお年寄り の日常生活を直接援助するだけが介護の全てではありません。 介護を行うのではなく、介護を受ける必要のある方が適切なサービスを受けられる ように手配したり、本人や家族の方の相談にのる、そうした仕事も介護のひとつで それを遂行できる人材の求人も増えているのです。 それがケアマネージャーで、その分野でコーディネートを行うための専門職で 公的資格でもあり、高齢化社会の日本で最も人気があるかもしれない求人です。 介護に関する資格というと、上手に介抱したりお食事のお世話が出来る、相手の 気持ちを理解して尊厳を失わせずに日常生活のお手伝いを行う、そんな人材が頭に 浮かぶかもしれませんが、ケアマネはそうしたことに長けている、経験も持っている だけではなくさらに上の能力を保持していることを意味するのです。 介護や福祉の施設での実務経験がそれなりにある人でなければこの資格を取得 することができないので、ケアマネの資格を有する人はおのずと介護の現場での 経験も豊富というふうに考えられます。 現場を理解したうえで、ケアをマネージメントする能力を身につけているのがこの ケアマネとなり、介護支援専門員とも呼ばれる通り直接表立って介護の現場に君臨 せず、それをコーディネートするのが主な役割となります。 要介護人が施設にいるとして、その人に必要なケアはどのようなことか、それを 実現させるにはどんな人材を何名配置すべきか、そうしたことを本人や身内の方と 相談をして決めたり、派遣業者との仲介を行います。 介護が注目されてきた西暦2000年に誕生したわりと新しい資格で、取得して から30年というキャリアを持つベテランケアマネージャーはまだこの世には存在 しませんし、人材も決して豊富とは言えないので求人広告でも人気の高い職種と なっているようなので注目度も上昇しています。 この資格に挑戦している方は毎年10万人以上いるのですが誰でも簡単に合格 できる程簡単ではなく、だいたい10~20%の合格率なので年間で約2万人しか 新たなケアマネが誕生していない計算になります。 まだ新しい資格なので引退されるケアマネの数はそう多くはないことを考慮しても、 日本中で2万人しか増えないのなら老人ホームや福祉施設で働く数はあまり増加 していないことになり、求人の面では引っ張りだこの状態なのではないでしょうか。 その状況はしばらくは続きそうな雰囲気がしますし、もしも介護関連の施設で勤務 しているのならぜひとも取得してしまいたい資格となっています。 同じ職場でしばらく働くにしても、転職して他の施設に移ることを考えてるにしても なかなか強力な資格なのでもしもゲットできそうなら手に入れてしまいたいでしょう。 このジャンルの施設もどんどん増えているので今の職場に永遠に留まると決めている 人はきっと多くはないでしょうし、転職時にケアマネの資格があればかなり就職活動 で有利な扱いを受けることができます。 求人に応募する際には履歴書を送付しますが、その資格蘭に「ケアマネージャー」 あるいは「介護支援専門員」と書かれていれば書類選考はほぼ間違いなく合格し、 他の部分がよほど酷いことになっていなければ次の面接へと楽々進めます。 不採用になるかもしれないからといくつもの施設の求人に応募しなくても、本当に 働きたいと思う数箇所にだけ応募すればその望みが叶う確率が高まるので、とても 素晴らしい資格なのがケアマネージャーです。 ただ机上で勉学に勤しんだだけでは取得できない、実務経験のある人にしかこの 資格は手に入らないという点もポイントで、施設・企業としても即戦力になると 判断してすぐに採用、速攻で働いて欲しいと言い出すかもしれません。 福祉関連の施設で勤務しているのならいずれは取得を目指したいケアマネの資格 について、ここでは簡単に説明をしていこうかと思いますので、興味を持たれた方 はぜひともお読みになって下さい。